嵯峨お松明式

嵯峨近辺

今日は 嵯峨の 釈迦堂で お松明(おたいまつ)があります。

下画面は 京都三大火祭りの一つとして
以前にもお伝えしたことのある 大たいまつの立ち上げ風景です。
釈迦堂 (清凉寺) の本殿から 仁王門方向を見ています。

釈迦堂お釈迦さんとも呼ばれたりして
地元の人は普段から 親しみをもって参拝に来られています。
そして 洛中洛外図の どの絵にも見ることができる古刹です。

2017 3月15日 10:00a.m.


今日は 無料公開で本殿に入ることができ 釈迦如来像も 拝してきました。
江戸時代 勧進のため このお釈迦さんの像は 江戸まで出張されたそうで
賽銭で傷ついた跡が お体にいくつも残っています。

下の画像は 三基ある松明の一つが燃えているところで
他の二基にはまだ火が入っていません。
少し雨も降っていますが 燃えにはあまり関係ないようです。

昔は この三つの松明の燃えつきる状態で
稲の収穫の吉凶を占ったこともあったようです。

早稲 中稲 晩稲 とそれぞれの松明に意味があり
早稲が一番大きく 7メートルぐらいの高さだそうです。
そして 順番に一基ずつ火を点けてゆきます。

以前は速やかに 三つの松明に火をつけようという感じでしたが
今は気にせずのんびりしているように見えます。
一基めの松明は もう真っ盛りに燃えています。

2017 3月15日 8:40p.m.


嵯峨の郷土史を 知るには 古老や保存会からの
知識を得るのが一番だと思います。

そのためには 地域の行事への積極的な参加が必要となります。
しがらみが苦手な私には とても無理ですが。

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