大晦日
下画像は京都市遠景で 真ん中に京都タワーが写っています。
今年 初めて雪が降りました。午後五時ぐらいですが 屋根に少し雪が残っています。
大晦日です。私が撮る風景写真の 今年最後の一枚となりました。
京都タワーがばっちり見えて 私のお気に入りの景色です。
高校生の頃
アポロのロケットはあのタワーより大きいと言って眺めていたのを記憶しています。
アメリカでは月探査の技術開発の最中でした。
奥嵯峨から東山を望む google map→
今年は 米国に対する認識が大きく変わった年でした。
テレビが普及し始めたころのことを思い出します。
アメリカ製のテレビドラマが多く放映されていて
大きな部屋にゆったりとくつろぎ
広いキッチンにある大きな冷蔵庫を開け
でかい紙パックのミルクや
抱えるような容器に入ったアイスクリームを
無造作に取り出す情景が まぶしく見えていました。
アメリカへのあこがれや
羨ましく思う気持ちが膨らんでいった気がします。
そして アポロ11号の成功です
アメリカが偉大な存在であることをつくづく実感させられました。
でも 今はゲーデルの気分です。
1947年12月5日、前世紀で最も偉大な数学者と呼ばれた
クルト・ゲーデルが
アメリカの市民権を得るために受けた聴聞会で伝えようとしたことがあります。
合衆国憲法に矛盾を見つけた。
それは合衆国を独裁政権に変えることを可能にするだろう。
という内容です。
合衆国憲法の理解度確認の質問を想定し 憲法をディープラーニングしたそうです。
その時同席していたアインシュタインを大いにハラハラさせたとのこと。
幸運な状況であったりで 事なきを得て市民権は得られたそうです。
どの条文が論拠になったとかの情報は何も残っておらす単なる伝説です。
でも 今の私はゲーデル気分です。
変なパラレルワールドに紛れ込んだ気分で 抜け出すことができません。
来年は 良い年でありますようにと 心から望む気持ちでいっぱいです。
2020年12月31日