sashimono[3,5,3,5]再掲 3 Rhombic Triacontahedron

11[3,5,3,5] 多面体 製作道具

[3,5,3,5] の レオナルドスタイル双対多面 を作成している途中の画像です。

パーツを接着して 菱形のユニットを 30 個そろえる作業は完了しました。
菱形のユニットは 木工用ボンドで接合しています。
それらを 今度は 合成ゴム系ボンドで くっつけてゆきます。

下の画像の説明をします。
右 中ほどの 四角形の治具だけで 今回のパーツはできています。
四角形の断面の角棒を 必要な角度と寸法にカットし成形するための治具です。
溝の面は 45 度 と 45 度 で向き合っています。

この治具に 少しは判りやすいかと 3倍の寸法の角材を乗せています。
この角材は 底面と底面を水平に合わせた 三角棒を セロテープで縛っています。
この治具で加工し テープをとって広げると その左上のような
傾斜型 ( 前々回お伝えしています ) の形状にできます。
今回の 求める形状は 菱形なので 稜寸は 1 種類で 接合角も実質 1 種類です。

かどが 90 度の形状の板に 58.283 度 ( 233 / 144 ) の角度の溝を 
かどを挟んで付けると もう一方の側の溝の角度は 90 – 58.283 で
31.717 度 ( 144 / 233 ) になり 必要な角度が得られます。

治具の中の 山がたにしたものは
鋭角方向で接着した 菱形の 1/2 の形状部品を整形するものです。
角度のチェックと 鈍角側の接合角と 稜寸を整えます。

PIC_1255

上に説明した方法で 菱形が正確にできれば 後の接合は簡単です。
菱形の鈍角は 三つを 1 点に合わせ
鋭角は 1 点に 五つを合わせるというルールだけです。

PIC_1258

上画像の多面体を乗せているのは 最近つくった 作業台です。
とても重宝しています。

ざらつきの 表面加工がされている
250mm × 350mm  4mm 厚 の強化ガラスのキッチンプレートと
5mm × 15mm の棒材で 3mm ほどの高さに縁どりした
300mm × 450mm のファルカタ集成材です。

プレートの裏には キッチングッズを絵にした フィルムが張られていました。
それを剥がすのにすこし苦労しましたが 頑張りました。 いい出来です。
¥100 で get したことでも気に入っています。
四隅に防振クッションをつけています。

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