[5,5,5] Platonic solid 再掲 2

09[5,5,5] 多面体

[5,5,5] Platonic solid の 製作説明をします。

以下の画像の 右上がその完成品で
左右 69.095°  にカットした 台形状の
2×10×30 のヒノキ材 30個で てきています。

2mm 幅の稜線でできた 多面体ということになります。

PIC_1503

製作の流れを 説明します。

69.095° に 板棒をカットできる治具をつくります。
その角度は 上画像の A4(210 × 297) の用紙に
縦 110 横 288 で 表現されています。
実際の加工では 69° がせいぜいでしょうが。

でも 69.096° の値になっていて
小数点以下二けたまでは正確な近似値です。
作業のなかで 誤差が発生するとしても
できるだけ正確な数値を用いようとしています。

2×10×900 の板棒を 5枚合わせ セロテープを螺旋状に巻き付け
10×10 の棒を作り 左右を 69.095° にカットし
5 枚セロテープでくるんだ塊を6個つくります。

接着剤は 合成ゴム系ボンドを もちいます。
木工用ボンドで 色々工夫をしながら 作ってみたのですが
角度や状態を確保するための 補助治具が 必要となったり
手間のかかる割りに 完成度が もういち だったりでした。

画像左上の Y字状のユニットが基本形状です。
部材を三方向から 一点に合わせた形で
正三角形の空洞が 中心にできます。これが大事です。
この形状のキープが 最も大切な秘訣です。

このY字状のユニットに 二つの部材を接合して
上画像の H状のユニットを 六個つくります。

このユニットの四隅を直線で囲んだら
ちょうど 正四角形になります。

完成品をイメージするとすれば

H状のユニットの四隅と同寸の正四角形でできた
正六面体 (サイコロ状立体) に
H状のユニットを交互に向きを変えて
六つの面に貼った状態だといえます。

後日 もっと詳しい説明をしようと思っています。

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