多面体製作道具2
多面体製作において あると便利と思える治具の製作プロセスについて お伝えします。
右の三角定規の下にある 6×120×120 の板材は 90度の加工面を作るための治具です。
上に角材 (25×25×150) を置いているのは
三角定規を板材の直線と正確に一致させるためです。
目視で定規をあてると知らぬ間にずれたり 精度が悪くなったりします。
左の縦方向に 5×15×120 の板材を定規にあてて接着します。
定規に合わせて書いた直線にそって接着するより精度が高くなります。
接着剤は木工用ボンドを お勧めします 接着後に位置修正が可能です。
両面テープや 合成ゴム系接着剤での接合は 微調整が困難です。
左側は斜方20・12面体 [ 3,4,5,4 ] の仰角 (12.9度) のクレィドルを作るための治具です。
板材 (6×150×180) を グラフ用紙にあわせ角材 (15×30×200) を 対辺 51 底辺 222で
グラフ用紙に表示した斜線方向に置き 両面テープで接着します。
ドレサーが接する クレィドルや治具の直線部分は
すべて購入した材料のオリジナルな 加工面を使っています。
購入後の加工でできた直線は 精度が低く 極力使用を避けるべきです。
繰り返しですが ここでお伝えしている治具の数値は 手もちの材料をもとに決定したもので
限定的なものではありません
2012年7月26日