斜方20・12面体 [ 3,4,5,4 ] 8 Rhombicosidodecahedron

14[3,4,5,4] 多面体 製作道具



前回お伝えした画像の 左右反転前の左きき用の治具ですが
この治具でも 右用に使えます。
ストッパーに当てて定寸にカットする部材部分をフリーにして
のこぎりの左側のカットすると余りになる部分を固定して作業するのです。
次の作業として 余りの角棒のカットされた面をドレサーで整形し
その整形面を 治具のストッパーに当てて 同じ作業を続ける場合
この治具では 角棒を上のストッパーのない溝に 向きを変えることなく置いて
ドレサーで整形できるからです。
なぜこのような事を くどくどと説明しているかといいますと

[ 3,4,5,4 ] を完成させるのに必要なこの治具でつくる部品点数は 1種類のみで 120個です。
1mm の数分の一の精度 (特に部品寸法が 20mmほどか それ以下の場合)で
継続して “もくもくと” 加工していく必要があります。
私は今回 高さ約 70mm 部品寸法 約 16mm の [ 3,4,5,4 ] を作ろうと思っています。

以前にもお伝えしたことがありますが
製作する部品の一つでも 精度の悪いものが混じってしまうと 努力の割りに不本意な作品が
できてしまう場合があります。
少しでも作業性を上げて 良品を作り続けられる環境が必要だからです。

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