sashimono [ 3,4,5,4 ] 10 Rhombicosidodecahedron

14[3,4,5,4] 多面体



[ 3,4,5,4 ] の二種類の部品製作が終わりました。

三角用と四角用の接合面をもつ部品を三つ合わせて三角形の稜を 20個。
四角用と五角用の接合面をもつ部品を五つ合わせて五角形の稜を 12個 作りました。

接着剤は透明タイプの合成ゴム系です。

チューブから接着剤を出す場合 取り出し口からほんの少し出る程度
表面張力で球状になりますが 半球にもならない程度にして
楊枝で接着剤をすくい 薄く接着面の両方に塗って接合しています。

溶剤の揮発成分のことも 気にならないで済むでしょう。

組み立てが完了すれば 左の完成品と同じ大きさになります。

sashimono という言葉を英語版の Wikipedia では
戦国時代の兵が戦闘で用いた旗指物として説明がなされています。

本来なら hata sashimono という項目で説明すべきだと思います。

我々が普通に “指物” と言えば
伝統工芸の 木工品のことですが 説明にはありません。



一応完成しましたが 指物とはいえない作品になってしまいました。

左側の作品は 約10年ほど前に作った プロトタイプです。

作る目的が 自分のためではなく 画像に載せて説明するためのサンプルであり
完成を急いだ と 言い訳を言っておきます。

まず第一に言えることは
四角をつくる接合面製作のクレィドル cradle の精度が悪かったということです。

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